「社員が育たなくて困っている」という経営者は多いでしょう。
しかし、そこには大きな勘違いがあります。社員が育たないのは、彼らの能力のせいだけではありません。
会社に社員を育てる仕組みがないことに最大の原因があるのです。
たとえば、社員の仕事に対して、こんな行動を取っていないでしょうか。
・ 自分でやったほうが早い、と社員の仕事を取り上げ、自分で片付けてしまう。
・ こうしろ、ああしろ、と細かく指示を与える。
・OJTの名のもとに現場放置している。
・とにかくやれ、感情論と精神論で指導している。
・どうせ辞めてしまうから、と育てることを放棄している。
このような環境や文化がある会社では、社員が育つことはあり得ません。
仕事はなんとか回っていたとしても、やる気のない社員、指示待ち人間が増えるだけで、 いずれ組織は停滞し、業績も下がっていきます。
会社が成長を続けるには、人が育つ仕組みを作り、普通の人でも成果が出るようにしていかないといけません。