Point1. 価値観の変革
意外に思えるかもしれませんが、社長業を半分リタイアすることの一番のハードルは、社長自身の価値観です。
- 自分じゃないと会社は経営できない
- お客さんは自分が対応しないと満足できない
- この仕事をできるのは自分だけだ
- 現場で働いていないと罪悪感がある
こういった価値観が半分リタイアを妨げます。まずはこのような古い価値観を取り去り、新しい価値観に変革することが大切です。
Point2. 役割の変更
次は社長の役割の変更です。ほとんどの中小企業では、社長自身が非常に多くの役割を担っています。半分リタイアするためには、その中からどれを自分が行い、どれをほかの人に任せるのか?を明確にする必要があります。
Point3. 働き方の変更
半分リタイアするためには、時間の使い方や働く場所を変える必要があります。社内に社長がずっといる状態では半分リタイアは実現できません。一日のスケジュールを見直し、働く環境や空いた時間で何をするかを決めておくことが大切です。
Point4. 管理の仕組み
半分リタイアするというのは、管理を手放すこととは異なります。管理を手放せばいずれ業務品質が落ち、業績に悪影響を及ぼします。ただ、これまでと違った方法で管理する仕組みを作ることが必要です。社員を「背後から監視する」のではなく、リモートで成果を管理する仕組みづくりが求められます。
Point5. 経営チーム
最後に、あなたの代わりに会社運営の多くを担うチーム作りが必要になります。これまであなたが自分一人でやってきたことをチームに分散させます。この経営チームの人材選びと運営が半分リタイアできるかどうかの成否を決めます。